仔牛のBリーグ日記

Bリーグの試合をみた感想を書いていきます。あくまで感想です。好きなチームは宇都宮ブレックス。好きな選手は比江島慎選手。

2024年1月31日 宇都宮ブレックスvs仙台89ERS

Bリーグの試合は沢山みていたのですが、文字に起こす暇がなく……結局1月……

 

本日はギャビン選手&フォトゥ選手復帰、日本代表合宿メンバー発表、竹内公輔選手個人通算7000得点達成と嬉しいニュースが沢山ありましたので書き残そうと思います。

 

仙台89ERS

さて仙台戦の注目ポイントはブース選手や阿部諒選手といったオフェンスの主軸と、アグレッシブなDFにどう対応するかだったと思います。

その点では試合直後のインタビュー、解説の方からもあった通り宇都宮はゲームプラン通りに試合を運べたのかなという印象です。

◯第1Qの入り

まず第1Qは21-9と大きなリード。スリーが決まったのもそうですが、ボールがよく動いていました。このボールムーブと相手に好きなことをさせないディフェンス。最初に乗らせなかったのは大きいと思います。

仙台はゲーム全体を考えると、ハイポストにボールを入れてからの動きからの得点、完全にフリーを作り出してゴール下、渡辺翔太選手のエンドワンと随所に流れを持って来れるプレーがありました。特に第2Q序盤は宇都宮のボールムーブに対応し、流れが仙台にある時間が確かに存在しました。しかし、その流れに乗り切れず……阿部選手が前半終了時点で無得点、試合を通じて3得点。ブース選手も30分出場で6得点と抑えられた印象です。第1Qの入りはこの主軸を乗らせないという大きな意味がありました。

◯ゲームプランと強固なDF

宇都宮は対戦チームごとに明確なゲームプランが見て取れます。例えば千葉戦は富樫選手やムーニー選手のミドルジャンパーは決められていましたが、それ以外の部分を徹底的に潰していました。ある程度やられてもというか、ここは絶対にダメという線引きをしっかりとし、チーム全体で共有できている。

逆に横浜戦は河村選手をどう抑えるかが共有されていました。スタートでニュービルがフェイスガード気味について河村選手の自由を奪う。オープンなスリーは許さず、勢いに乗らせない。

またDFでもしっかりと約束ごとを守っています。第2Q若干ローテが崩れることがあり、仙台に勢いを与えてしまいましたが試合を通して宇都宮のDFのローテーションは見ていて感動すら覚えます。ミスマッチには声を掛け合って対応し、対応できなければファールを使いながらゲームを切り盤面を整え直す。シンプルなことを、当たり前のことをハイレベルにできるチームは強いと思わされます。

比江島慎

12月の終わりからスリー絶好調の比江島選手。今日も最初からスリーにヒエジマステップに大暴れ。ゲームハイの17得点!今日もオフェンスだけではなく、ディフェンスでも見せてくれました。しつこいディナイディフェンスから相手のオフェンスファールを誘うナイスD!前節はスティールからのダンクも披露してくれました(スタッツ的にはダンクカウントじゃなさそうだったけど)今シーズンはニュービル選手加入で比江島選手が伸び伸びとプレーできているように感じます。代表でも是非頑張って欲しいです!

◯お帰りギャビン!

待ちに待った復帰です!ギャビン不在の影響を感じさせないほどに強かった宇都宮ブレックス。それでもこの人が帰ってくると得点パターンが増えますね。ギャビンのピックアンドポップがあると相手も選択肢を押し付けられてより悩むと思います。そしてポップからのシュートが相変わらず綺麗。プレータイムは10分程度でしたが、その中で抜群の存在感。これから千葉、アルバルクといった東の上位チームとの対戦を控えるなかで、ギャビン選手の復帰はチームにさらなる勢いを与えてくれる気がします!!

◯竹内&村岸

ギャビン不在の中でも宇都宮ブレックスがここまで強かったのはやはりチーム全員が勝つ為に全力を尽くしていたから。その中でもやはり竹内選手はチームを支え、村岸選手はチームに新たな勢いを与えてくれました。

竹内選手は先日39歳のお誕生日を迎えましたが、39歳とは思えない活躍を見してくれました。特に凄かったのがここ数試合。対琉球第2戦ではフォトゥ選手欠場の中、琉球の屈強なインサイド陣を相手に11得点14リバウンドのダブルダブル。続く佐賀戦も2試合連続2桁リバウンド。竹内選手はルーズボールやリバウンドに果敢に飛び込んでくれる。ここで得点できないと相手の連続得点で流れが……こういう時は絶対リバウンドをとってセカンドチャンスに続けてくれます。昨年の勝ちきれなかった時期の速攻で先頭を走る姿が本当に印象的なんです。チームのために走り、チームのために体を張る。今日も少し嫌な流れを断ち切るコーナースリー。本当に仕事人です。個人的な解釈ですが、ギャビン復帰でも譲らないと今日は一段と気合が入っているように見えました。

 

続いて村岸選手。プレシーズンから期待できるパフォーマンスを見せてくれていましたが、ギャビン離脱後の積極的な活躍はブレックスに勢いを与え、佐々HCが自然と使いたくなる状態と言うのもわかります。スリーを躊躇わずに打つ、DFも最初はローテーションミスもあったりしたが、ハッスルしているし。何より打ち切ったスリーが入る。ここは決めなきゃいけないというスリーは外さない。だからプレータイムを勝ち取れるんだなってしみじみ。

 

◯PG

去年は鵤選手、笠井選手、渡邉選手、田臥選手というPG陣でした。笠井選手のエナジー溢れるDFや渡邉選手のスリーに田臥選手のキャプテンシーとそれぞれに個性はあったものの、どうしても鵤選手が休む時間は組み立てが上手くいかなかった印象。今季はニュービル選手加入で比江島選手の負担が減ったのもそうですが、他の選手も強みがいきる方向でプレーできているのでは?と素人ながらに思います。

遠藤選手は組み立て側もできますが、今季はシュートにより集中できる環境が整っているためより脅威を感じます。

何より鵤選手というリーグでも屈指のガードがベンチから出てくる安心感。しっかりと盤面をコントロールし、隙があればリングにアタック。そして要所要所で輝くスティールにフィジカル。試合を観ていると本当に良い選手だなと思います。

渡邉選手はスリーを決めると盛り上がるし、出てくると締まりがでます。去年は難しい場面や苦しい時間になると登場。なかなかボールが動かない+打開のきっかけが欲しい状況で自ら運んでスリーや苦しい体勢だがシュートというシーンも少なくなかったです。やはりニュービル選手か比江島選手という困った時に解決できる2人のどちらかが必ずコートに立っているから、渡邉選手の本当の強みもいきているなと思います。

◯代表

前回のワールドカップメンバーが中心なのでビックサプライズはあまりなかったですね。赤穂選手や今村選手といったアジア競技会で結果を残した選手。阿部諒選手や安藤選手のようにリーグ戦で結果を残している選手。

誰がメンバー入りするのか?正直ワールドカップメンバーは負荷の大きいシーズンだと思うので休ませて欲しいという思いもありますが、パリ五輪までの貴重な代表活動に、ホーバスさんのことだからそんなことはしないだろうなと思います。誰が生き残るのか、マイキーのように良い意味で期待を裏切ってくれる選手が出ることを楽しみにしています。

 

◯小話

Bリーグライブ始めたんですが、5人当てるやつをメインに楽しんでます。活躍予想難しいんですが比江島選手の活躍予想は毎回ハマります笑