レバノン戦の前に書いた記事になります。
主力不在というか、世代交代というか
転換期にあるバスケ日本代表
今まである程度固定というか、確定の選手が居ることが多かったが、今大会は今までの確定組が海外挑戦や怪我、過密日程で不在
初招集であったり、期待の若手枠が何人も居る。
自分の好きな選手のメンバー入りや不在の選手との比較で批判を受けやすい状況であるように感じる。
チームではエースであり、日の丸を背負う彼らには一定の結果が求められるのは当たり前で、そこを過度に擁護するつもりはない。
しかし、そんな今だからこそ代表選手にはリスペクトを持って応援していきたい。
(敬称略)
例えば、川真田は練習生で合宿に呼ばれた時からできることが圧倒的に増えた。スクリーンも、クリアアウトもそうだが、自分より高く重い選手と対峙した時のDFも。最近だと積極的にゴールに向かう姿勢。川真田がアタックすれば、周りの警戒も引きつけられる。ドタバタした動きも減った。
川真田の成長で、P &Rもより脅威になる。川真田の成長がホーキンソンとの同時起用を可能にしたわけで……今大会、ペースが相手にある時、日本はこの2人の同時起用で落ち着かせている(ただ、イラン戦はイランが解答を持っていたため、効果が出てそうだったのはDFで1、2回)。
代表でも、チームでも川真田が自身の課題と周囲の声に真摯に向き合い、地道な努力を積み重ねた結果、今の戦術ができている。
彼に求めるのはホーキンソンや飛勇と同じものではない。彼の良さは恵まれた体格と、それに慢心しない、依存しない向上心と献身性。シリア戦で指摘されていた速攻で上がりきれていない、戻りきれていない場面。イラン戦ではしっかりと最前線を走り、スクリーンなどで道を作ろうとしていた(少し合わなかったが)。
個人的に狩野が好きなので、今代表期間は狩野を応援していたが、川真田の凄さを再認識できた。絶対的センター、ホーキンソンが30分以上……40分近く出る中で、その間を繋ぐ役割。張れるだけ身体を張り、
テーブスもそう。テーブスは宇都宮時代からずっと観ている選手だけど、別人のように成長している。
どこかで書いた気がするけど、テーブスは宇都宮でチーム、対人のDFを。滋賀でエースムーブを。そして、アルバルクではチームとしてのオフェンスを、プレーメイクとできることを確実に増やしてきた。全員が司令塔になれる、特にロシターの居るアルバルクでの難しさや癖が悪い方に出る時もあると思う。そのくらいアルバルクは選択肢豊富で、多少のズレでも解決してしまう個を持つ選手ばかり。その影響もあってか、やってはいけないTOが少し多い(富永が4Fになったあのターンオーバーは、流れ的にも、富永のファール的にも絶対やってはいけなかった)
けど、テーブスがもたらす正の影響も勿論あって。今代表期間、チームが苦しい時間に、流れを切るスコアリングができている。イラン戦も連続得点を許した後に、冷静にミッドレンジを沈めた。今までのテーブスもパスとアタックの選択肢がなくなるとターンアラウンドやミッドレンジを打っていた。けど、それがガコンっとなる方が多かったイメージ。それを確実に沈めている。速攻で出すパスも、ビッグマンに出すパスも、この代表期間でも成長していることがある。
怪我や海外挑戦でガードが居ない中で、代表が勝負できるのは彼が居るから。彼はこんなものじゃない、まだまだできるはず!
アジアレベルだとか、プロだから当たり前とか、結果だとか
そういう視点も勿論ある
選手の実力が足りない、〇〇は要らない
代表に居る選手はそんな批判も受け止めて、今もレベルアップし続けている
その直向きさと精神力に敬意を持って、彼らの成長を楽しみに観戦したいと思う。